建築ソフトは数あれど、実用的なものは意外と少ない。
ほとんどが実務的なものにとどまり、その先の本当に欲しい機能が乏しい。
ここで言う本当に欲しい機能というのは、お客さん目線でその内容を共有しやすいような絵(2Dはもちろん3D)をアウトプットできるかどうかだ。
逆に、お客さんに見てもらうための絵を描ける、というだけのソフトもまた実用的でない。
慣れれば早いが、手作業で3Dの絵を描くのは非常に手間がかかるからだ。
建築ソフトは3Dで絵を出力できないか、2D・3Dの絵を手作業で描くかのどちらか、というものが多い。
前者で代表的なのは無料CADソフトの「Jw-cad」、後者で代表的なのは「ベクターワークス」というところ。
そんな中、福井コンピュータが出している「アーキトレンドZ」というソフトは実用的すぎるほど実用的。
お客さんの要望を平面図に放り込んでいくだけで様々なデータや3D画が自動生成されていく。
もちろんその3Dの絵は入力したデータを100%反映していて、その場ですぐ変更もでき、クロスの柄や外壁の素材、色味も自由自在だ。
出力できる画や数値は、そのまま役所に申請書類として提出できる。
以前、このソフトの体験版を操作させてもらって以来、これらのことを知っていたのでずっと欲しかった。
でも手に入れることができなかった。
そう、アーキトレンドの短所として「価格がクソ高い」のである。
ニーズに対して機能を独占しているから足元を見ているというか、完全に砂漠で水を売る商人状態。本当に高い。
数あるオプションの中、最小限の構成にとどめたところでやはり高いし、実用性が乏しくなってしまう(オプション価格表)。
そんな訳で、このソフトの有用性は知りつつも、入手には二の足を踏んでいたのである。
そんな中、このブログを書くきっかけになったお知らせがあった。
「アーキトレンドZバージョン9フルパッケージ販売キャンペーンのお知らせ」だ。
色々と縛りはあるものの、これを利用することであのアーキトレンド(しかも最新版)のフルオプションを格安で手に入れられる!
(といってもちょっとした車が買えてしまうほどの金額だけれども)
これを見逃す手はないと早速これに申し込んで、興奮状態のままこのブログを書いている次第だ。
以後のDIYエントリーはアーキトレンドZで描写した画を利用したものが出てくるかも!?
追記(2016.07.23)
実際にDIY工事をアーキトレンドを使って解説してみました(こちら)。
このエントリーのためにササッと10分ほどで平面図を描いてみただけですが、3Dも自動生成されるのでそれを使い動画内で解説しています。
いやー、アーキトレンドめちゃ便利!